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よくある質問
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*TortoiseHg って何?*
Mercurial 分散構成管理システムのための Windows シェル拡張です。Subversion
における TortoiseSVN や、CVS における TortoiseCVS のような
クライアントアプリケーションです。TortoiseHg は他のプラットフォーム向けに
コマンドラインから起動するための hgtk スクリプトも含んでいます。
*Windows 向けの TortoiseHg インストーラには何が含まれていますか?*
`Mercurial <http://mercurial.selenic.com/wiki/>`_,
`kdiff3 <http://kdiff3.sourceforge.net/>`_,
`TortoisePlink <http://www.chiark.greenend.org.uk/%7Esgtatham/putty/>`_,
に加えて拡張機能の hgfold と hgcr-gui を同梱しています。
*エクスプローラの右クリックメニューは英語のままなの?*
右クリックメニューの翻訳ファイルは TortoiseHg のインストールディレクトリ
:file:`C:\\Program Files\\TortoiseHg\\cmenu_i18n` にあります。
使用したい言語の Windows レジストリファイルをダブルクリックして、
表示される確認ダイアログの指示に従ってインストールしてください。
*マージや任意のリビジョンへの更新はどうやるの?*
チェンジログツールからマージや特定リビジョンへの更新が行えます。
エクスプローラの右クリックメニューの :guilabel:`ログの表示`
から起動してください。
*'failed to import extension hgext.hgconfig...' という警告メッセージはどうすれば消えるの?*
バージョン 0.7.2 以降にアップグレードしてください。ただし Windows Vista
では若干問題があります。詳しくは
`issue #135 <http://bitbucket.org/tortoisehg/stable/issue/135/>`_
を参照してください。
*SSH サーバに接続できない (TortoisePlink.exe - "...cannot execute specified..." というエラーメッセージ)*
バージョン 0.7.2 以降にはライブラリ依存のない TortoisePlink を同梱しているため、
最新版にアップグレードすることで解決するはずです。公式 Wiki の
`SSH 接続 <http://bitbucket.org/kuy/thg-ja/wiki/ssh>`_ ページも参考に
してみてください。
*TortoiseHg で Qct を使うことはできますか?*
申し訳ありませんが、外部コミットツールのオプションはバージョン 0.9 で廃止されました。
*TortoiseHg で hgk (hg view) を使うことはできますか?*
`tclkit <http://www.equi4.com/tclkit>`_ をダウンロードして
TortoiseHg のインストールディレクトリに置きます。
`hgk <http://www.selenic.com/repo/hg/raw-file/tip/contrib/hgk>`_
スクリプトは Mercurial のリポジトリからダウンロードして
:file:`TortoiseHg\\contrib` ディレクトリに置きます。
次に :file:`hgk.cmd` ファイルを作成して :file:`TortoiseHg\\scripts`
ディレクトリに置きます。このファイルには: ::
@set HG=C:\Program Files\TortoiseHg\hg.exe
@"C:\Program Files\TortoiseHg\tclkit-win32.exe" "C:\Program Files\TortoiseHg\contrib\hgk" %*
を記述します。そして hgk を有効化するため :file:`Mercurial.ini` ファイルに: ::
[extensions]
hgk =
[hgk]
path=C:\Program Files\TortoiseHg\scripts\hgk.cmd
vdiff=vdiff
を設定すればコマンドラインから :command:`hg view` で起動できます。
*GUI の Diff ツールとして WinMerge を使うにはどうすればいいの?*
ホームディレクトリの :file:`Mercurial.ini` ファイルに以下を追加してください。
[extdiff]
cmd.winmerge = C:\Program Files\WinMerge\WinMerge.exe
opts.winmerge = /e /x /ub /wl
:guilabel:`グローバル設定` ダイアログを開いて、 :guilabel:`TortoiseHg`
タブにある :guilabel:`GUI 差分表示コマンド` のドロップダウンリストを見ると
:guilabel:`winmerge` という項目が追加されているので、それを選択して
:guilabel:`適用` ボタンを押してダイアログを閉じてください。
他の WinMerge のような GUI の差分表示ツールでもこの方法で対応可能ですが、
TortoiseHg はディレクトリ差分の機能を使うため、それをサポートしている
ツールに限られます。バージョン 0.8 以降ではディレクトリ差分の無いツールでも
利用可能になりました。
*GUI の Diff ツールとして Araxis Merge を使うにはどうすればいいの?*
ホームディレクトリの :file:`Mercurial.ini` ファイルに以下を追加してください。
[extdiff]
cmd.adiff=C:\Program Files\Araxis\Araxis Merge v6.5\compare.exe
opts.adiff=/wait
:guilabel:`グローバル設定` ダイアログを開いて、 :guilabel:`TortoiseHg`
タブにある :guilabel:`GUI 差分表示コマンド` のドロップダウンリストを見ると
:guilabel:`adiff` という項目が追加されているので、それを選択して :guilabel:`適用`
ボタンを押してダイアログを閉じてください。
*シェル拡張を無効にする方法は? (アイコンオーバーレイと右クリックメニュー)*
アイコンオーバーレイを無効化するにはトレイアイコンをクリックして表示される
メニューにある :guilabel:`オプション` から起動できるタスクバーダイアログで
無効にできます。右クリックメニューを非表示にするには TortoiseHg
インストールディレクトリにある :file:`ThgShell.dll` ファイルの名前を変更して
エクスプローラを再起動します。しかしこの方法は右クリックメニューだけでなく、
アイコンオーバーレイも同時に無効化されます。現在、右クリックメニューのみを
無効化する簡単な方法はありません。
*TortoiseHg はどこに設定を保存しているの?*
TortoiseHg は2種類の設定システムを利用しています。
1. Mercurial の設定システムで、3つのレイヤがあります
1. システム設定: :file:`%ProgramFiles%\\TortoiseHg` にある :file:`Mercurial.ini` ファイル
2. グローバル設定: :file:`%UserProfile%` にある :file:`Mercurial.ini` ファイル
3. リポジトリ設定: :file:`{repo-root}\.hg` にある :file:`hgrc` ファイル
2. ダイアログの位置や状態などを保存している :file:`%APPDATA%\\Tortoisehg`
以下は Mercurial の設定システムに保存される設定項目です: ::
[tortoisehg]
vdiff = vdiff
editor = gvim
tabwidth = 4
longsummary = True
graphlimit = 500
authorcolor = True
authorcolor.steve = blue
*フォントの変更はできますか?*
一部可能です。 TortoiseHg の各種ダイアログ (コミット、変更点の表示、
シェルフ) のベースとなっている gtools はフォント設定が可能です: ::
[gtools]
# font used in changeset viewer and commit log text
fontcomment = courier 10
# font used for diffs in status and commit tools
fontdiff = courier 10
# font used in file lists in status and commit tools
fontlist = courier 9
*GTK のテーマを変更するにはどうすればいいの?*
バージョン 0.7 ではインストール時に選択可能です。それ以降のバージョン
(またはバージョン 0.7 がインストール済み) の場合は手動で変更できます:
* :file:`C:\\Program Files\\TortoiseHg\\gtk\\share\\themes` を開きます
* :file:`themes` ディレクトリにあるテーマ名を覚えるか開いたままにします
* :file:`C:\\Program Files\\TortoiseHg\\etc\\gtk-2.0` を開きます
(バージョン 0.8 以降は
:file:`C:\\Program Files\\TortoiseHg\\gtk\\etc\\gtk-2.0`)
* :file:`gtkrc` ファイルを開いてテーマ名を変更します
* Windows Vista の場合、ファイルを編集できないため、一度ファイルをデスクトップ
などにコピーしてそれを編集して保存し、元の場所に上書きコピーします
(表示されるセキュリティ警告のダイアログは全て「はい」を選択)
* 変更は次に TortoiseHg を起動したときから反映されます
同梱されていないテーマでもそれをダウンロードして :file:`gtk\\share\\themes`
ディレクトリにコピーすれば、 :file:`gtkrc` ファイルでそのテーマを設定可能です。
*アンインストールしても大量の DLL や PYD の拡張子のファイルが残ってしまう*
再起動してください、とアンインストーラが指示しているはずです :-)
Windows が起動している状態では削除できないファイルもあるため、それらは再起動後
に削除されるように設定されています。
*Subversion のリポジトリを Mercurial に変換する方法は?*
まずコマンドラインツールの svn-win32-1.6 をインストールし、そのプログラムを
環境変数の PATH に追加してください。次に
`convert <http://mercurial.selenic.com/wiki/ConvertExtension>`_
拡張機能を有効化し、 :command:`hg convert` コマンドを実行することで
変換できます。変換について何か問題が起きたときや、質問がある場合は直接
Mercurial のメーリングリストや IRC (irc.freenode.net の #mercurial)
に尋ねてみてください。
もしくは hgsubversion 拡張機能を使うという方法もあります。
*Windows の TortoiseHg はどこの Python モジュールを参照しているの?*
TortoiseHg は Python の実行に必要な環境を DLL の形で同梱しています。
標準ライブラリは全て :file:`C:\\Program Files\\TortoiseHg` の
:file:`library.zip` ファイルに格納されています。
そのため、非標準の Python モジュールに依存した Mercurial 拡張機能
を使用するとそのモジュールが見つからないため読み込みに失敗します。
例えば ReviewBoard 拡張機能は Python の標準ライブラリに含まれていない
simplejson モジュールをインポートします。
そのような拡張機能を動作させるにはちょっとした変更が必要です。
拡張機能のソースコードを開いて非標準のモジュールインポートの前に
そのモジュールのインストール場所を追記します: ::
import sys
sys.path.append(r'C:\path\to\module')
この方法はモジュールが .egg ファイルとして配布されている場合はうまくいきません。
指定するパスは .py または .pyc ファイルを含んでいる必要があります。
*ダイアログのぎこちないフォント描画を直すにはどうすればいいの?*
バージョン 0.8 以降では複数の GTK+ テーマを同梱せず、デフォルトのテーマとして
MS-Windows のみを同梱しています。その結果、MS-Windows テーマが原因で
フォント描画がおかしくなる場合があります。これを直すには以下の設定を
TortoiseHg の :file:`gtkrc` ファイルに追加してください: ::
style "msw-default"
{
font_name = "MS UI Gothic 9"
}
:file:`gtkrc` ファイルは TortoiseHg のインストールディレクトリにあります。
:file:`C:\\Program Files\\TortoiseHg\\gtk\\etc\\gtk-2.0\\gtkrc`
.. vim: noet ts=4
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